米国小型株って何?
米国企業の時価総額が小さい株だよ
時価総額が小さいなら投資に値しないのでは?
いやいや、小さいからこそ投資する価値を見出せるよ
小型株の魅力について解説します。
- 米国小型株ってどうなの?
- S&P600って何?
- チャートはどうなっているの?
と気になる人が多いと思います。
そこで、米国小型ETFである「IJR」について解説します。
- 米国小型ETF「IJR」の概要が知りたい方
- 小型株の定義が知りたい方
- 小型株の値動きが知りたい方
に向けた記事です。
IJRの概要・投資先・損益率
IJRの概要
iシェアーズ・コア S&P 小型株 ETF は、米国の小型株で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指しています。
引用:ホームページ
運用会社 | ブラックロック |
ブランド | iシェアーズ |
運用開始 | 2000年5月 |
経費率 | 0.06% |
配当利回り | 0.93% |
ベンチマーク | S&P600スモールキャップ600 |
運用資産 | 71.2億ドル(該当ベンチマークETFでランキング1位) |
組入銘柄数 | 685 |
- IJRは経費率が安い。
- ベンチマークの中で運用資産が1位。
- 組入れ数が多い。
IJRの投資先
- 米国株に100%
- セクターも分散されている。
- 銘柄も分散されている。(無名の銘柄が多い)
IJRの損益率
価格をVOO(S&P500)と比較します。
2021年1月からのチャート
直近1年のチャート
直近3年のチャート
直近5年のチャート
設定来のチャート
区切りでの損益率
IJR | VOO | |
YTD | 23.5% | 15.9% |
1年 | 70.9% | 40.8% |
3年 | 42.2% | 67.5% |
5年 | 107.3% | 124.2% |
設定来 | 809.3% | 385.5% |
設定来 (VOO設定時に調整後) | 725.7% | 385.5% |
- YTD、直近1年、設定来(2010年)ではIJRの方が成績が良い。
- 直近3年、直近5年はVOOの方が成績が良い。
- VOOに対して変動幅が高い。
ベンチマーク指数について S&P500の概要、600スモールキャップの概要・運用ETF
S&P500の概要
ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している企業の中から代表的な500社を選出し、その銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数である。なお、社数は500社だが、1つの企業の銘柄で議決権の有無などによる複数のクラスがある場合は、銘柄数が500より多くなる場合がある。本指数はアメリカ合衆国企業の株価指数であることを意図しており、上記の証券取引所の上場銘柄であっても、アメリカ企業でないと判断された銘柄は本指数の対象外となる。
S&Pを冠するアメリカの株価指数は、他に以下のものがあるが、S&P 500は特に有名で、機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとして利用されている。
S&P 500 – 大型株である500社の銘柄で構成。
S&P 100 – S&P 500中、時価総額の特に大きい、超大型株100銘柄で構成。
S&P 400 – 中型株400銘柄で構成。
S&P 600 – 小型株600銘柄で構成。
S&P 1500 – 大型株・中型株・小型株の合計1500銘柄で構成。
引用:ウィキペディア
- S&P500は代表的な米国500社で構成。
- S&P500はベンチマークの王道。
S&P600スモールキャップの概要
S&P SmallCap 600インデックス(S&P 600 )は、スタンダード&プアーズによって確立された株式市場インデックスです。 時価総額加重指数を使用して、おおよそ小型株の範囲のアメリカ株をカバーしています。インデックスに含まれるためには、株式はインデックスに追加された時点で6億ドルから24億ドルの範囲の時価総額を持っている必要があります。 2020年1月31日の時点で、インデックスの時価総額の中央値は11.3億ドルで、US株式市場全体の約3%をカバーしていました。これらの小型株は、ラッセル2000スモールキャップ指数の対象となる1億6,900万ドルから40億ドルの企業よりも狭い範囲の資本をカバーしています。 SmallCapインデックスおよびその他のインデックスの企業の市場評価は、インフレおよび上場企業の成長に伴って時間とともに変化します。 S&P 400MidCapインデックスとSmallCap600を組み合わせると、S&P 1000が構成され、S&P1000とS&P 500 がS&P 1500 を構成します。インデックスは1994年10月28日に開始されました。
引用:ウィキペディア
- S&P600は6億ドルから24億ドルの範囲の時価総額。
- S&P600はUS株式市場全体の約3%をカバーしている。
- S&P600はラッセル2000より狭い範囲。
時価総額をより限定した銘柄を選定しています。
時価総額が大型株と比較すると小さい銘柄が選別されます。
いわゆるスタートアップ企業への投資となります。
成長する可能性を秘めていると言えます。
S&P600スモールキャップを採用しているETF
IJR | SPSM | SLY | VIOO | |
運用会社 | ブラックロック | ステートストリート | ステートストリート | バンガード |
運用額 | 71.2億ドル | 41.6億ドル | 18.2億ドル | 17.7億ドル |
経費率 | 0.06% | 0.05% | 0.15% | 0.10% |
3ヶ月の損益率 | 5.9% | 5.89% | 5.85% | 5.88% |
運用額の大きさ重要です。
いくら理想を言っても資金が集まらくては始まりません。
IJRは全ての米国ETFの運用額では14位になります。
まとめ
王道への投資(S&P500)も必要だと思います。
投資は未来への資金投入になります。
今後成長する企業に投資する事も大切です。
その観点では、IJR(S&P600)も有力な投資先だと言えます。
小型株なので大型株以上の成長に期待が出来ます。
勿論、その逆もあり得ます。
自分のリスク許容度を計って投資する事をお勧めします。
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