仮に一億円あったら投資したい高配当銘柄の米国ETF「HDV」配当金履歴・株価推移の分析2022年4Q後

米国ETFとHDVについて

米国ETFの特徴

ETFとは「Exchange Traded Funds」の略となります。米国ETFは、米国の証券取引所に上場し、市場で売買できる投資信託となります。

特徴は市場に上場している点となります。上場しているので株式の売買と同じように市場が開いている時に売買が可能です。

投資信託なので様々な指数に連動する商品となります。米国の場合だとNYダウ工業株30種平均指数やS&P500指数や特定のテーマに連動するなど多くの指数に対応しています。

分散と言う意味ではひとつのETFで多くの株式を保有しているのと同じ意味になります。リスク分散の意味では非常に有用な商品となります。

米国ETFのHDVの概要

まずはスペックとなります。運用会社・開始日・経費率・運用資産となります。

発行元	ブラックロック
開始日	2011年3月29日
経費率	0.08％
運用資産	110.4億ドル
ベンチマーク	モーニングスター配当利回りフォーカス指数

特徴は公式ホームページからの引用します。

• なぜ HDV なのか?
• 1.確立された高品質の米国企業への露出
• 2.財務の健全性をスクリーニングされた75の配当を支払う国内株式へのアクセス
• 3.ポートフォリオの中核に使用して収入を得る
• iShares Core High Dividend ETF は、比較的高配当の米国株式で構成されたインデックスの投資結果を追跡することを目的としています。

ブラックロックより

米国株式の財務の健全性がある比較的高配当株式の75社で構成されています。

また経費率0.08％であり非常に少ないのが特徴です。

セクター比率

セクター	割合
エネルギー	26.45
ヘルスケア	22.37
情報技術	12.09
生活必需品	9.99
通信サービス	9.63
公益事業	8.88
資本財	4.8
金融	3
素材	1.08
一般消費財	1.01

エネルギーセクターの銘柄が多いのが特徴です。配当を目的としているので安定したビジネスモデルのセクターの銘柄が多く選ばれています。

銘柄比率

米国株式で高配当で有名な企業が並んでいます。自分で組むよりよっぽど簡単に分散されているのがありがたいです。

配当金と株価推移

配当金と配当利回り

左軸は配当金の金額[＄]、右軸は配当利回り率[％]です。

配当利回り[%]＝各年の配当金[＄]／前年の最終稼働日の株価[＄]です。

毎年、3.5％を超える配当利回りのパフォーマンスを出しています。過去７年の平均利回りは3.69[%]となります。

最新の配当金は2022年の4Qで1.144988[＄]となっています。

株価と配当利回り

配当利回り[%]＝各年の配当金[＄]／前年の最終稼働日の株価[＄]となっており、株価が上昇し配当金が変わらなければ配当利回りは下降します。逆に株価が下降し配当金が変わらなければ配当利回りは上昇します。

株価は右肩上がりで上昇しています。2011年の50.7[＄]から2023年は104.2[＄]となっており、約２倍まで成長しています。

過去７年の株価トレンドラインも上向きです。設定当時より上昇率は下がっています。株価シミュレーションでは過去7年の値を採用します。

線形の方程式によると、株価＝３．７６×ｎ年+７７となります。変動分株価は固定株価に対して約２０．５倍となり、株価は毎年１．０４８倍増える計算結果です。

元本回収期間

平均配当利回りが３．６９％となり株価は毎年１．０４８倍上がる試算となりました。

仮に１００万を投資した場合、毎年配当金をゲットし株価が上昇したシミュレーションになります。１０年後には１００万円が１９７万となります。

まとめ

仮に一億円あったら投資したい高配当銘柄米国ETFのHDVについて分析しました。株価も上昇している点がポイントとなります。

あくまで過去の株価から試算した結果なので今後もこのような上昇となるとは限りません。但し、元本回収まで11年とは魅力的な商品となります。この期間は相当短いと感じております。

今から11年後の生活を夢見て投資元本を増やすしかありませんね。今は、コア銘柄にVOO、QQQ、VGT、VIGとして投資の上積みを行っています。いつか配当等銘柄にシフトできるようになりたいです。

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